この記事では「Azureの監視サービス」についてお話しします。
想定読者や本記事の読み方は以下となります。
取り上げている題材
- Microsoft AzureのAZ-900の試験内容についての解説をしています。
想定読者
- これからAZ-900の試験を受けようとしている方。
- Azureの基礎を学ぼうとしている方。
この記事の読み方
- 赤字のアンダーラインは、AZ-900に合格する上で重要なポイントになるので覚える必要がある内容になります。
- 厳密性に欠ける記載が一部ありますが「まずはイメージして理解する」ことを優先して記載しています。
では、解説をはじめます。
Azureの監視サービス
Azureが提供してくれる監視サービスとしては次のものがあります。
Azure Monitor
Azure Monitorの説明は次の通りです。
Azure Monitor
Azureやオンプレ環境に対する監視のサービス。
ログなどのデータ収集、保存、および分析・アラートなど監視で必要となる機能を提供する。
ログなどのデータ収集、保存、および分析・アラートなど監視で必要となる機能を提供する。
全体像を図で表すと次のようになります。
Azureやオンプレ環境などの監視対象からデータを収集し保存します。そして、保存されたデータに対してエラーなどが発生していないか分析し、必要に応じてアラートを上げるというのがAzure Monitorが提供する機能となります。
Azure Monitorに保存されるデータとしては次のものがあります。
- メトリック:CPU、メモリ、ディスク使用量などの数値データのこと。
- ログ:テキストデータのこと。システムから出力されるシステムログと、「誰が」「いつ」「何を」行ったかなどのアクティビティログなどが該当。
Azure Service Health
Azure Service Healthの説明は次の通りです。
Azure Service Health
Azureサービスの停止や障害などの情報を提供してくれるサービス。
Azure Monitorは主に自分たちの責任範囲であるオンプレ環境やAzure環境の監視を行ってくれるのに対して、Azure Service HealthはAzure自体(Azure責任範囲)の計画メンテナンスによるサービス停止や障害の情報を知らせてくれるサービスとなります。
まとめ
「Azureの監視サービス」についての解説は以上となります。
「Azure Monitor」は自分たちの責任範囲を監視するもの、「Azure Service Health」はMicrosoft Azure側の責任範囲を監視し情報提供してくれるものというように違いが明確なので覚えやすいのではないかなと思います。
読んでいただきありがとうございました。